99名未満の中小オーナー社長を守るためのブログ

パワハラで発症してしまうメンタル不調、身近に起こる労災認定

-----------------------------------------------------
withコロナ禍 : 自社の価値・魅力を伝えるための手段
http://mental-health.sjf.jp/j56h

afterコロナ禍 : 動画使って売上回復
http://mental-health.sjf.jp/t6zq

withコロナ禍 : 絶対に売り上げを下げてはならない
         価格低下圧力に屈するわけにはいかない
http://mental-health.sjf.jp/lqqn
-----------------------------------------------------
 
 
 
 

 

パワハラによるメンタル不調


目次

 

 

精神障害に労災請求

2012年度の精神障害による労災請求は、
1,257件にも上り、
うち認定は475件と過去最高になった。
2004年度の労災請求が600件未満で
あったことを考えると、
たった8年の間に倍増している現象だ。

2012年度の労災認定の内訳を見ると、
その半数以上が30歳台以下、
原因としては、多い順に、

 上司とのトラブル、
 仕事の内容・仕事量の変化
 嫌がらせ・いじめ・暴行

の順であった。


生々しい資本主義社会の中で生きている
私たちにとって、お金・成果は生活と切り離せない。

そのお金を得るために、
時には厳しいこともある中で、
上記3つの要素が「度を超える」と、
精神障害・自殺、その結果の労災請求など、
表面に炙り出されてくる。

これは明らかに企業にとっての「リスク」として
捉えることができる。

本記事では、身近で起こる(見かけてしまう)
ことが多いパワハラ→労災への事例を参考に、
自社がブラック企業と呼ばれないための
視点について考える。

 

ブラック企業内での言葉


「辞めてしまえ!」「給料泥棒」

当時35歳の男性が残念ながら水死体で
見つかった1週間後、
父親が勤務先でのパワハラがあったことを知りました。

労働基準監督署と相談し同僚らに確認したところ、
上司が「死ね」「辞めてしまえ」「給料泥棒」
など日常的にこの男性を罵倒していたことが
明らかになった。

労働基準監督署は本件を労災と認定し、
ご両親は会社の安全配慮義務違反として、
民事訴訟を起こしました。

父親は、

「会社にパワハラ対策を扱う部署はあっても、
 カタチだけになっている」

とコメントしています。


改めて思えば、この様な言葉は
日常的に聞こえてくる職場も多いのでは
ないだろうか。

言われる側の受け止め方次第ではあるが、
口癖になっている上司は注意した方が良いであろう。

また上司の感情的な態度で発せられた

「辞めてしまえ」
「給料泥棒」

などは、インパクトが強くなるので
特に注意が必要だ。

私も同様な職場環境に身を置いたことがある。
社長自ら役員に対しても、
一般社員に対しても、

「辞めてしまえ」
「脳なし」
「出来損ない」

などの尊厳が傷つく恐れのある言葉と
態度が日常茶飯事であった。

メンタル不調者続出、自殺者も現れ、
社員の生産性が低下した職場環境には
長く勤務する社員は少なかった・・・。

 

 

ブラック企業内での言葉

「ごくつぶし(穀潰し)」

34歳の男性は、上司から暴言を浴び、
社員全員に、「私はこくつぶしですか」と
尋ねて回ることを強要され、
出社できなくなりました。

以降、うつ病と診断され労組の支援も
受けて労災認定されました。


穀潰し:
①飯を食うだけで,何のはたらきもない人。
②人をののしっていう語。 「この-め」

本件では、「穀潰し」という人を罵った言葉を使い、
社員に尋ね回らせるという屈辱を味わせるなど、
いわば「いじめ」であり、
この男性は「さらしもの」にされたわけで、
人間の尊厳まで傷つけられたことだろう。

まさに上司の立場を利用したパワハラである。


上記2件の労災認定はそれぞれ、
労働基準監督署と労組の支援が大きなチカラに
なっているようだ。

 

ブラック企業での一日

朝九時から説教

27歳で命を絶った男性が友人に出したメールには、
こんな言葉が残されていた。

「1時過ぎに帰宅。メシ食って風呂入って2時。3時就寝。6時半起床、8時過ぎ出社、9時までに出来てない仕事をするも終わらず。9時からのミーティングで説教。終わったら、別の人から説教。」

「明日の朝、たぶん心が折れるのです。ノルマが達成出来なかったのです。」

「上司にうちの会社でリストラが始まったらオメーが第一候補だと言われたのです。」

ご両親は労災認定を請求。
労働基準監督署はうつ病と求めつつも、

 発症前の労働時間はさほど過重ではないこと、
 パワハラやノルマは確認出来ないとして、

業務外でのうつ病発症と判断した。
その後ご両親は行政不服審査でも棄却され、
行政訴訟を起こした。

母親は、

 「息子は勝手に死んだのではない。
  若者の命が奪われない社会にするためにも
  公正な判断をして欲しい」

と訴えている。


本件も上司や先輩社員が立場のチカラを利用して、
説教・あるべき論の押しつけ・価値観の強要などが
男性を苦しめた。

しかし、
表面に見えてしまう労働時間が多くなかったこと、
パワハラの現場が確認できなかったこと
 (会社側は隠蔽したかも)、

の理由で労働基準監督署は労災認定に
踏み切れなかったケースもある。

本3件を見る限り、少なくても労働基準監督署や
労組のチカラを借りて労災認定されている、
チカラを借りても労災認定されないこともある、
だから少なくてもチカラを借りないと
泣き寝入りになってしまうリスクが高い
との側面もあるのではないだろうか。

もしかしたら今現在も、泣き寝入りしている
労働者は多くいるのではないか、
と感じるのは私だけであろうか。

 

ブラック企業にならいために改善出来ること

ブラック企業と呼ばれてしまう職場環境が
生まれてしまう背景には、
どんなものがあるのだろうか。

大阪過労死問題連絡会事務局長の岩城穣弁護士は、

   雇用の安定が崩れ、若者は正社員を外れると
 大変だから、ひどい職場でも辞められない。
 中高年は身体が先に壊れ、
 身体が丈夫な若者は心をやられる。
 上司も過重労働なので弱い者にうっぷんを晴らす

とみる。

成果主義や目標管理制度などによって
個人別の評価と競争にさらされ、
ストレスが増大したとみる産業医もいる。

こんな背景は、政治面・環境面など自分には
手の届かない環境の変化による要因でもあるが、
自社の経営という自分の手の届く要因の中で、
ブラック企業にならないためにはどんな
観点が必要なのか。


過重労働やパワハラによる
メンタル不調者・労災認定がでると、
社会的信用の低下や訴訟のリスクが増大する。

さらに、社員の意欲が低下して、
生産性が下がることが見逃されていることが
多いことを忘れてはならない。

 人を切り捨てる会社、
 人を物体の様に扱う会社、
 人を使い捨てにする会社、
 パワハラが日常に起こる会社、
 パワハラ上司を放置する会社、

からは優れた商品・サービス・アイディアは
生まれない。

質の低い商品・サービス・アイディアしか
世の中に送り出せない会社は、

 お客様から支持されることなく、
 繁栄・存続も厳しくなる

ことは明白だ。

お客様から愛される会社になる、
との真逆の観点から出発すると、
おのずと自社の改善策が
見えてくるはずだ。

 

 

 


今回義務化されたストレスチェックを
起点としたメンタルへルス対策は、

会社全体・社員全体に好影響
会社に大被害をもたらすリスク低減
更に優秀な人材が集まる
更に離職率が下がる
新たな部署の設置や廃止につながる
投資が大きなリターンとして返ってくる
表面的ではなく構造的に会社を変えられる
企業競争力・競合力が増す

という成果物が得られるものである。

 

 

——————————-
河北新報の記事の一部に
掲載されました。

2016年2月6日

「昨年12月義務化
 従業員の心の健康守る
 ストレスチェック導入を」

画像をクリック

河北新報記事 20160206

 

 

 

 

 

 

 

 

——————————-

 

参考資料:
ヨミドクター 2014年3月7日 ニュース解説
「精神障害で労災認定 急増・・・パワハラで発症」

 
 
 
 
(社)ジョイントベンチャー実践支援機構について
 
 
中小オーナー企業に対して、
 
 財務(お金)
 労務(人財)
 営業(売上)
 
の面から、最適な専門家とジョイント
ワンチームで社長を支援しています
 
 
オーナ社長の経営基礎体力を強化して
頂くことが目的です
 
 
 
Vyond(ビヨンド)アニメは、
営業(売上)戦略の一環であり、
労務(人財)面での、離職防止・生産性向上
求職者増加の副産物も期待できます
 
 
我々のサービスをアニメ動画で
表現しました
 
  
https://youtu.be/CEMX1xyUc5k
   
 
withコロナ禍、afterコロナ禍の中、
特に、
 
 財務:手元資金の確保
 営業:売上回復
 
が直近の課題と理解しています
 
 
ご相談ください
 
 
 
  

Author Profile

高橋弘
仙台市生まれ。24年間、外資系電子機器メーカーで技術系営業職として従事、成績トップで米国CEO より直接表彰される一方で最下位も経験。「頂点」と「どん底」の両極端が身に染み付いている。その後、転職した地元中小企業では“パワハラ”の被害者と加害者という両方の立場に置かれてしまい“半うつ状態“に陥る。しかし、それをきっかけに「サンタ営業メソッド」と出会い健康と仕事に対する自信を取り戻す。
現在は仙台に戻り、研修講師として活動。「社員を辞めさせることなく戦力化すること」「売上増・コスト削減・人財育成・資金調達」を得意とする。また、サンタ営業メソッドでうつ状態が改善されていくことに注目し、社労士と提携ながら、「未然防止・寛解・戦力化までの社内システム構築と定着サービス」を提供する。

高橋へのメールはこちらをクリック

Exit mobile version