髙橋 弘(たかはしひろし)
社会人スタートから28年間、日本ヒューレットパッカード、アルプス電気、シスコシステムズと、大企業の看板の下で主に営業をしていました。無謀にも48歳の時にUターンし、独立したのですが、震災も重なってそれこそ木っ端微塵になり、看板の威力を取った自分の力のなさを思い知らされました。
では、看板のない中小企業はどうやっているのだろう?、何に一番困っているのだろう?と調査したところ、商品はあっても販路が薄い、販路があっても商品が弱い、とどちらかに強み・弱みがあることがわかりました。「ならば商品と販路をコラボして差し上げよう」と、2013年3月11日に(社)ジョイントベンチャー実践支援機構 を立ち上げました。
これまでの成功例での共通点は、「少しでも売り上げに貢献した」ではなく、両社の本業にインパクトを与え、大きな貢献していることなんです。その結果、中小企業の「繁栄」、次世代への「継承」のための新たな利益源を生み出しています。最近では「繁栄」「継承」のため、社員のメンタルヘルスをケアする社長が増え、ラインケア研修とパワハラ予防研修が人気です。
ただ私のポリシーとしては、単に「会社を大きくしたいから」という社長ではなく、キチンとしたポリシーを持った社長で、「この商品には半端ないこだわりを持って作った」とか、「もっと良い商品を仕入れて、貴社の顧客にもっと喜んでもらいたい」など、名実ともお客様のためにビジネスをする社長のお手伝いをしたいと思っています。
最近は記録的な人材不足・働き方改革・離職率の高さなどの社会背景から、戦略的に社員のメンタルへルス面をケアする社長が出てきており、そうした社員に優しい社長を優先して「応援」したいと思っているんです。
いわゆる「血統証つきの人脈」から、そのような社長と出会いたいと思って、今までもこれからもやっていくつもりです。