【号外】 ストレス社会に生きる男たち
http://mental-health.sjf.jp/j56h
目次
- 男はなぜこんなに苦しいのか 目次
- 著者 海原純子氏が本書を執筆した理由(「はじめに」より)
- 苦しむ男性たちを抱えたまま経営するということ
- 苦しむ男性たち 人事評価とプライドに悩む
- 苦しむ男性たち 話し合える仲間がいなくなった
- 苦しむ男性たち アルコール依存
- 苦しむ男性たちを放っておくリスク
経営者向けの「一読する価値ある新刊書」を
紹介する月刊誌を眺めていたところ、
「男はなぜこんなに苦しいのか」(海原純子著)
が目に止まった。
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ズバリ!直球のタイトルであり、
ストレスチェック制度義務化直後の
2016年1月出版であることにも魅力を感じ、
書籍に紹介されている苦しむ男性たちの
一部を紹介することで、
職場ストレスが「他人事」ではない実態を
実感して頂き、未然防止を含む企業の
メンタルへルス対策に役立てて頂こうとの思いで
投稿した。
(一部引用要約)
男はなぜこんなに苦しいのか 目次
はじめに
第1章 「男らしさ」という病
隠れアルコール依存症
最悪」を想定して眠れなくなる
「弱い男はよくない」という思い など
第2章 変化する時代と「評価」に苦しむ男たち
これまでの営業手法が通用しない
「ヘイの上を歩いている感じ」
上司がもらした「ダメだなあ」 など
第3章 上司と部下の難しい関係
上司のヤツ当たりの標的
上司がストレス要因のとき
繊細な感性だからこそ など
第4章 「自分はこのまま終わってしまうのか?」という苦悩
キャリアが意味をなさなくなる瞬間
「自分のペース」でいることの功罪
嫌な中で自分の居場所を見つけていく
つのる焦り など
第5章 結婚は幸せか、人生の墓場か
帰宅が怖い男
妻からの暴力
結婚しなかった男性の後悔
結婚しないことのリスクを把握する など
第6章 何が彼を絶望から救ったのか?
喪失を救う「つながり」
過労死とメンタルへルス
なぜ男性ばかり過労死するのか? など
最終章 結局ストレスはどうしたら消えるのか?
ストレスを消す五つの基本
「心の生活習慣」を整える
危機を救う「首尾一貫感覚」 など
目次に目を通しただけで、
自分にも、
周囲にも、
過去の経験にも、
元上司にも
元部下にも、
当てはまりそうと感じ、
一回の休憩も摂らず一気に読み終えた。
著者 海原純子氏が本書を執筆した理由(「はじめに」より)
男性のストレスについて、今、
私が本書を書くのには理由がある。
その一つは現場にいて男性たちの「限界感」を
ひしひしと感じるからだ。
(中略)
人員削減の嵐が吹きまくり、
ストレス要因の多い時代に適応出来なかったり、
キャリアを活かせずプライドを失ったり、
自分の存在価値やアイデンティティを見失っている
悲鳴を感じるのである。
(中略)
女性を通じて見えてくる男性たちは、
自分の場、つまり仕事で居場所を守ること、
よりよい居場所に登りつめることに全力を
注いでいた。当時は排除されることもなく、
一生安泰で保証されていて、
居場所を失うことはなかった。多少の居心地の悪さは、酒やタバコや仲間との
グチで紛らわして生活を支え乗り切れたのである。ところが今は違う。
ちょっとした気晴らしでは乗り切れない状態に
突入しているのだ。
より根本的にストレスを乗り切る対策が
必要であるが、それはそれほど難しいことではない。
というのは、人は誰でも理事リエンス(回復力)を
持っているからである。これまで男性たちは、強く、
つらさを感じないように、へこまないように、
と心を武装させて乗り切って来た。
しかしその方法では、ひとたびへこんだとき、
立ち直れない程のダメージを受けやすい。
発想を変えることが必要なのである。
(中略)
大丈夫、回復力はどんな人にも備わっている。
自分の思考の癖や習慣を少し意識して変化させれば、
今ある問題は必ず乗り越えられる。
著者は、女性の視点から男性社会を鋭く観察し、
男性が置かれている環境を分析することで、
時代に警鐘を鳴らし、その解決には
「外からではなく」、
そもそも持っているリジリエンスの活用
を提唱している。
強がったり、へこんでも作り笑いしたり、
外見だけ取り繕ってで乗り越えるのではなく、
内面からのアプローチとして新鮮で
あることは間違いない。
苦しむ男性たちを抱えたまま経営するということ
日本の会社でよく見られる、
上司からの説教や叱咤激励も、
時にはパワハラとして捉えられる場面も
多くなっている。
また、「いつでもリストラするぞ」、
との無言の圧力や、
反対に突然のリストラに恐怖心を持っている
社員も少なくない。
地位を利用した高圧的態度は、
パワハラの特徴とも言える。
東芝不正会計事件や三菱自動車データ改ざん事件にも、
日本の会社の変貌の一部が炙り出されていると
みる事ともできよう。
何も大企業ばかりではない。
逆に中小企業の方が、
教育に掛ける時間・費用が相対的に少ない分、
社長・経営陣・上司・部下の関係が
属人的となる傾向が強く、
社長自身がパワハラしている事例も多々あると
聞く。職場ストレスが増加し、
職場環境の維持・改善を難しくしている側面が
あると思って間違いない。
そんな中でも、
ストレスを抱えたままの社員は働き続け、
生活を守り、はけ口がないまま、
どんどん「溜めこんで」、
しまいにはメンタル不調や自死にまで至ることは、
誰が想像しても否定はしないだろう。
2015年12月より厚生労働省により
義務化されストレスチェック制度は、
こういった潜在的な高ストレス者自らに
「気付かせる」制度であり、
未然防止を狙ったものである。
しかし実態は、
「義務だから実施する」
との企業の割合が多いと思われ、
場合によっては大きなリスクを背負うことも
ありうることを考慮しておく必要がある。
たとえば、
—————————————————–
不利益を恐れた社員が、ストレスチェック問診票で取り繕った
回答をし(ストレスを隠して)、高ストレスと認定されず、
その後の対策も全く取らず、
会社も手を打たず、メンタル不調を抱えたままの社員が、
同じ給与を受け取って(社長は支払って)、
生産性が低いまま、
事故やトラブルのリスクが高いまま、
リスクを取り除くことなく、働き続ける。
—————————————————–
ストレスチェックをカタチだけ実施した結果、
実態が更に見えなくなってしまう
危険性をはらんでいる。
喩えれば、素顔で働いているはずの社員が、
覆面を付けて働いている様なイメージ、
別の喩えをすると「裸の王様」である。
しかも生産性が低く、
事故やトラブルのリスクを抱えたまま、
しかも同じ給与を受けとりながら・・・・。
はたして、企業にとって好ましい状態だろうか?
苦しむ男性たち 人事評価とプライドに悩む
40歳前半の営業マン。
人事評価制度の変更により、
これまでずっと中間だった評価が
いきなり「低」になった。
理由は「行動の割に成績が良くない」
翌年、好成績を残し「高」を期待したが、
またもや「低」評価。
理由は「成績は良いが仲間との連携はどうなの?」
結局「ダメだし」されていると感じた
この営業マンは給与も上がらず喪失感を抱え、
妻にも言えず、眠りも浅くなり、
週末の家族との外出もしなくなっていった。
それでも月曜日にはムリして出社し、
外見も言葉も明るくしようと取り繕っていたが、
仕事に身が入るわけがなく、自信を失い、
更に評価は下がり続けた。
周囲は外見しか見ることなく、
内面の不調に気付かなかったのである。
そして上司の、「ダメだなあ」との
吐息混じりのひとことがグサリと刺さって
完全にうつ状態になってしまった。
本人にとっても、会社にとっても、
「損失」である。
苦しむ男性たち 話し合える仲間がいなくなった
担当していた商品の需要が減り販売が
低下している状況下、
上司である役員より
「活路を見出すのが営業だ」との
叱咤激励が続いた。
まさにパワハラの特徴そのものである。
もう需要がない商品
(お客様のニーズに合わない商品)
を無理やりにでも売って来い、
それがお前の仕事だ、と命令だった。
まるで自社都合の営業になること
(ドロボー営業とも言う)、
そして売れない商品を担当させられている
自分・上司にも怒りを覚え、遂に上司と衝突。
上司に「無能呼ばわりされて、
出社するのが苦痛になった」
以降、食欲・睡眠欲が悪化。
以前は同僚や仲間が一緒に話したりできたのに、
今は全くいなくなった
この方も、周囲に話し合える人がいたら、
メンタル不調になってしまう前に
未然防止できたかもしれない。
苦しむ男性たち アルコール依存
かつてはエリート社員とは無縁との
イメージだったと思う。
しかし最近はアルコールに依存する
エリート男性が増えている。
エリートであるからこそ、
日中はキチンと社会に適応するが、
キチンと適用したからこそ生まれる
過剰なストレスを紛らわすために、
アルコールに依存してしまっている。
背景には、
同世代との仲間との交流の減少(社内競争)、
成果主義の徹底、
最初から厳しい納期と品質の設定 などの
職場ストレスが高くなる要因が上げられるが、
決してこれらは本人ひとりの影響力だけでは
改善出来ないものであるからこそ、
本人にストレスが蓄積されていく、
との側面がある。
苦しむ男性たちを放っておくリスク
これまでの職場でのストレスによる不調を起こした
場合の対策は、
「とりあえず休む」
事とされてきた。しかし、
「不調→休職→復帰」
というパターンは上手く行くこともあるが、
概ね、復職後に再休職になる場合が多い。
昨今は人件費削減の一途をたどり、
正社員の多くは「いつクビになるのか」を怖がり、
派遣社員の多くは「いつ派遣切りになるのか」を恐れ、
ビクビクしながら勤務しているとの側面もある。
メンタル不調に陥るひとつの要因である。
そして、メンタル不調を自覚したとしても、
居場所を守るために、取り繕いながら仕事を続ける。
上司・会社側は気が付いていても見て見ぬ振りをする。
そして徐々に生産性が低下し、利益が減少し、
更に人件費の削減という悪循環が続いてしまう。
企業にとっての損失であり、社会損失でもある。
あなたは企業経営の立場で「繁栄」「存続」を考える時、
どう「舵」を切るだろうか?
安易に
「休ませておけばいい」
「どうしようもない」
として軽視すると、企業として先細りすることになる。
社員にやる気を出させ、生産性を向上させることこそ、
「繁栄」「存続」への道である。
ほとんどの企業がストレス対策を怠っているのが現状であるが、
2015年12月に厚生労働省が義務化したストレスチェック制度
が義務化されたことで、半ば対策を取らざるを得ない状態になった。
しかし企業側の認識がまだ低く、
「コストがかかるだけで正直迷惑だ」
との声も多く聴かれるのが実態である。
これを「コスト」と捉えるか、
「投資」と捉えるかによって、
企業の「繁栄」「存続」に大きなインパクトが
あることは容易に想像できるだろう。
——————————-
河北新報の記事の一部に
掲載されました。
2016年2月6日
「昨年12月義務化
従業員の心の健康守る
ストレスチェック導入を」
画像をクリック
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(社)ジョイントベンチャー実践支援機構について
中小オーナー企業に対して、
財務(お金)
労務(人財)
営業(売上)
の面から、最適な専門家とジョイント
ワンチームで社長を支援しています
オーナ社長の経営基礎体力を強化して
頂くことが目的です
Vyond(ビヨンド)アニメは、
営業(売上)戦略の一環であり、
労務(人財)面での、離職防止・生産性向上
求職者増加の副産物も期待できます
我々のサービスをアニメ動画で
表現しました
https://youtu.be/CEMX1xyUc5k
withコロナ禍、afterコロナ禍の中、
特に、
財務:手元資金の確保
営業:売上回復
が直近の課題と理解しています
ご相談ください
Author Profile
- 仙台市生まれ。24年間、外資系電子機器メーカーで技術系営業職として従事、成績トップで米国CEO より直接表彰される一方で最下位も経験。「頂点」と「どん底」の両極端が身に染み付いている。その後、転職した地元中小企業では“パワハラ”の被害者と加害者という両方の立場に置かれてしまい“半うつ状態“に陥る。しかし、それをきっかけに「サンタ営業メソッド」と出会い健康と仕事に対する自信を取り戻す。
現在は仙台に戻り、研修講師として活動。「社員を辞めさせることなく戦力化すること」「売上増・コスト削減・人財育成・資金調達」を得意とする。また、サンタ営業メソッドでうつ状態が改善されていくことに注目し、社労士と提携ながら、「未然防止・寛解・戦力化までの社内システム構築と定着サービス」を提供する。
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