パワハラ法制化:社長への手紙(前半)

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2019年5月29日、パワハラ予防が法制化されました。
ビジネスとは一線を画したプライベートのゴルフ仲間の
社長から、今回のパワハラ法制化について教えて欲しい、
との依頼があり、手紙という格好で差し上げました。
社長ご本人にとっては専門外であり、難しいし、
どうして良いのかわからなかったから、依頼したとのこと。

匿名条件に使っても良いとお許しが出ましたので、
投稿しました。

世間では、パワハラはなくならない、と考え
結果的に放置されています。

社長に対しては、

 社長にとっての、
 会社を守りたい、発展させたい、という欲求

 社員にとっての、
 生活を守りたい、長く勤めたい、という欲求

をそれぞれ満たすための対策です、と位置づけています。

言うまでもなく、
手紙を読んで頂き、その後面会した○○社長は、
即刻、対策のキックオフを決めました。

A4紙5枚になったので、前後2回に分けて投稿します。

以下、前半です。

(タイトル)
パワハラ予防対策法制化に伴う、
取り巻く社会環境と貴社の対応について


2019年5月29日、
パワハラ予防対策が国会を通過し法制化されました。
貴社含む300名以下の中小企業は、
2022年4月から義務化される予定で、

俺には関係ねぇ~な


と思われている社長も多い様です。

○○社長も最初はそう感じておられたかもしれません。
しかしこうして報告書をご依頼されたということは、
お心に引っ掛かるものをお感じになられたのだろうと
お察ししました。


企業規模が小さいほど未対策

現状、厚生労働省の調査によれば、

100~299人企業では約50%、
~99名企業では26%しか、

何らかの対策すら行っていません。
貴社も未対策とのお話でした。
未対策は、

社員の休職・離職を誘発し、
休まずとも生産性が低い状態
(プレゼンティーズム:知っていると自慢出来ますよ)

が常態化し、業績に大きな影響を与えています。
影響とはもちろん悪い影響であり、
お金・時間・人材の損失のことです。

人事院の試算では、
休職1名1年間の損失額は、1,490万円です。

この事実をほとんどの社長は知らされていない、
という現実があります。
○○社長もこうした事実を知らなかったことでしょう。
もし知っていたなら、
お金も時間も損したくない○○社長なら既に対策を
しているはずです。

しかし、知らないのは○○社長が悪いわけではありません
社長に知らせる外部支援者が圧倒的に不足している
という社会環境があるからです。

だから黙っていると中小企業での対策は全く進まない、
ということです。

ポイント:
パワハラ・セクハラ対策は

社員の人生・命を守ることと同時に、
社長にとっては損失回避対策である

ということ。

対策どころか、パワハラの定義すら社内で教育されていない中小企業の何と多いことか・・・・


大人気のNHK番組「チコちゃんに叱られる!」 
的に言えばこういうことです。

改めて厚生労働省の類型を整理すると、

①:暴行・傷害
②:脅迫・ひどい暴言・精神的攻撃
③:仲間外し、無視
④:業務の過大な要求
⑤:業務の過小な要求
⑥:プライベートへの過度な立ち入り

特に①:暴行、②:暴言、③:仲間外しは、
パワハラと認識されやすいし、
周囲の者もそう感じるでしょう。

たとえば、

お前の顔を見ると気分が悪くなるんだよ!

こんな出来の悪い息子を産み育てた親の顔がみてみたいよ!

ちゃんと考えて仕事しろ!、お前は新人以下だ!

今日今から新人研修に行って来い!

みんな見ろよ~!、13年も外資系でやってた者のレベルはこんなもんだぜ~!

ウチの常識じゃ、通用しない!

次やったらクビだ!

会議時刻を知らされず毎回欠席扱い(さぼりにさせられる)
いきなり説明もなくプロジェクトから外される

など、

適正な範囲を超えた、怒り・感情に任せた行動・言動です。


もちろん、受け取る側の感性にも左右されますが、
少なくても「厳しくも愛ある指導」と「パワハラ」との
違いを理解せずに、混在し続けることにより、
パワハラ・セクハラが減ることなく
休職・離職・プレゼンティーズムによる損失が放置され、
人材も流出、利益が垂れ流しされているということです。


ほとんどの企業では、

「厳しくも愛ある指導」と
「パワハラ」

との違いを教育・研修していません。
ほぼ全て、管理職の個人的価値観・経験に委ねています。
貴社も現状ではきっと同様なのでしょう。


社長は悪くありません、知らされていないだけです

人材不足の課題は、解決策を知っている社長なら、
既に対策を施され、人材不足が解消されているはずです。
が現実には各中小企業は人材不足に苦しみ続けています。
○○社長も同じお悩みとお伺いしました。

解決したい、と強く願う社長に対しても、
外部支援業者は儲かる大手企業に群がり、
中小企業はそっぽを向かれ・断られ、
教育が進んでいないという側面があります。

なので、中小企業は自前でやる会社は極々少数で、
その他ほとんどが放置されているという現実です。

放置されている中小企業が、
パワハラ・セクハラによる
人材流出・休職・離職・生産性低下に歯止めがかかる
わけがありません。
現に3年で3割の大卒が辞めてしまう今の社会です。
これでは社長の人生が、社員の人生が豊かにならいない、
社会の損失であります。

ポイント:
自前で出来ず外部支援もない中小企業が、対策出来るわけがない


いつまで経っても休職・離職に歯止めが掛からず、
生産性は上がらず、採用も不調・・・・。
社長が望んでいる企業の姿とはかなりのギャップが
存在し続け、埋まりません

何とかしなければ・・・・、と
言葉に出来ない漫然たる不安・不満が○○社長の
お心の中に鬱積しているのではないでしょうか。

地元金融機関も力になってくれるかも


きっと○○社長はご存じないかもしれません。
ここ数年、地元金融機関は取引先企業への「本業支援」
に注力しています。販路開拓・ビジネスマッチングなどの
ビジネス直結相談はもちろんのこと、
人材・継承・育成に関することまで、
バックヤード・外部提携含め、幅広く支援して
くれています。
必要であれば地銀・信金の責任者を紹介します。

中小企業だからこそ効果が出やすい


人材不足が深刻化する社会環境下、
戦前から日本染みついている「暴言・しごき・強制」で
社員を引っ張っていくマネジメントはガラパゴスと
言って良いでしょう。

上司の言うことにはすべて「ハイ」と言わせてしまう
やり方です。
一部、貴社にもこの傾向があるとのお話でした。

野球好きの○○社長に理解して頂きやすい例として、
東北高校時代のダルビッシュ投手が良いかと思いました。
当時の若生監督は投球フォームも練習メニューも一切本人に任せたそうです。
もし日本型の「上から強制」される指導者だったら、
高校時代に既に潰れ、甲子園の決勝戦どころか、
その後のダルビッシュ投手はなかった、と。


大企業にはまだまだ「暴言・しごき・強制」する
年長者がたくさんいますし、安易にクビには出来ません。
現に、ニュースで大きく取り上げられた電通は
対策しても不幸な事件が繰り返されています。 
が、現行180名の貴社であれば、○○社長ご自身が、
社員全ての顔と名前が一致していると思います。
対策をスタートし社長が目配りすることによって
効果は増大します

ポイント:
社長の目が行き届く会社の方が効果が大きい

以上、前半でした。

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高橋弘
高橋弘
仙台市生まれ。24年間、外資系電子機器メーカーで技術系営業職として従事、成績トップで米国CEO より直接表彰される一方で最下位も経験。「頂点」と「どん底」の両極端が身に染み付いている。その後、転職した地元中小企業では“パワハラ”の被害者と加害者という両方の立場に置かれてしまい“半うつ状態“に陥る。しかし、それをきっかけに「サンタ営業メソッド」と出会い健康と仕事に対する自信を取り戻す。
現在は仙台に戻り、研修講師として活動。「社員を辞めさせることなく戦力化すること」「売上増・コスト削減・人財育成・資金調達」を得意とする。また、サンタ営業メソッドでうつ状態が改善されていくことに注目し、社労士と提携ながら、「未然防止・寛解・戦力化までの社内システム構築と定着サービス」を提供する。

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