【参考図書紹介】 松崎一葉著 「会社で心を病むということ」:会社組織編

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今は2017年、
本書は 10 年も前の 2007 年に発刊されていました。

会社で心を病むということ(表紙)

会社で心を病むということ(表紙)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんにちの様に労働問題が社会課題として
一般的に認識される前から、対策を進めていた企業も
多い様です。

2017年の今、
働き方改革、長時間労働の是正、
テレワーク、プレミアムフライデーなど
政策・掛け声があるものの、
特に中小企業では「他人事」と感じている
社長も多いのではないでしょうか

本書は数少ない精神科医であり、かつ産業医として
経験を積んだ著者が、

会社も守り、社員も守る

ための方針を示してくれている書籍です。

一部抜粋をお伝えしますので
お目通し頂き、是非購入され
自社に適用されることをお奨めします。

本記事では会社組織の観点から
まとめました。

 

 

正しい知識を持ち、職場環境変えなければ、淘汰されてしまう

本気で社員の事を考え、メンタルヘルス対策を導入した企業や健保組合もある。まずは正しい知識を得て欲しい。多くのビジネスパーソンに「うつ病は治る病気だし、予防も出来るのだ」と知ってもらいたい。そこからメンタルヘルス対策は始まる。一人の意識が変われば、組織も変わる。社員を大切にしない企業はいずれ淘汰されてしまうだろう。(P208)

ただでさえ、人手不足。
ただでさえ、競合激化。
ただでさえ、値下げ要求。

ビジネスを取り巻く環境は益々厳しく
各社生き残りをかけて戦っています。

足元の社員の衰弱は
競争力の低下に直結します。

淘汰されてしまう前に、
「手」をつけるべきポイントではないでしょうか。

 

 

無対策は損失を続けることと同じ

もし、あなたの職場が「うつ病になる社員が増えて困った」状態であるなら、会社自体に問題があるのかもしれない。受け身の姿勢では、うつ病になる社員を減らせない。しかし「予防」という積極的な対策をとれば、うつ病の社員を減らせるだけでなく、働きやすい職場環境をつくることにもなる。これは企業風土を転換させるひとつの契機なのだ。休職する社員の増加に頭を抱えているだけでは、まじめで仕事熱心な人材と人件費の損失が今後も続くだけだ。(P206)

益々の繁栄と次世代への継承のため、
もちろんお金が大切ですが、
会社の「健康」も最も大切なもののひとつです。
働きやすい職場環境は、何にも増して
最高の継承ではないでしょうか。

 

 

早めの処置が肝要

まずは休養をとることが肝要だ。しっかり休めば、心も身体も元気になる。「一週間なんて休めない」とか「一週間も休まれたら、仕事が滞る」などと言う人もいるが、後々、うつ病を発症して休職するハメに陥るよりはよっぽどましだ。症状が軽いうちなら治るのも早い。そう肝に銘じて、決して無理はしないようにして頂きたい。(P65)

「七つの習慣」の時間管理のマトリクスでは、
重要度が高い事項は、
緊急度が低いうちに行うことで、
品質が向上する、と定義されています。
重要度はそのままで、
時間が経過すればするほど
(後回しにすればするほど)
緊急度は高まり、
品質は落ちてしまいます。

早めの対応が結局は
損失を食い止めることになるのです。

 

 

社員を潰す上司:貴社にはいないだろうか?

クラッシャーを会社としてどう処遇すべきか?。これは、昨今重要な概念である企業の社会的責任(CSR)の視点でとらえるべきだ。(中略)社員を潰しながら業績を上げても、企業が正しく社会的責任を果たしているとはいえないのではなかろうか。(P29)
(クラッシャー:破壊者、部下を潰しながら自ら出世する人のこと)

大企業や歴史のある企業には、
クラッシャーが多く在籍するそうです。
誰もが好まなかった戦争へ行かせるためには
絶対的な命令が必要でした。
その名残で企業経営をしてしまったことで
クラッシャーが存在し、
痛ましい過労死や自殺の引き金となっています。
大企業の社長が声高に「過労死」「自殺」の
防止・対策を掲げても、社長は隅ズミまで
目が届くわけではなく、クラッシャーは
去ることなく居残り、社員を潰していくのです。


中小企業の場合には、社長自らが社員全員に
目配りできるので、クラッシャーの存在の有無、
クラッシャーへの対応、社員のケアまで
対応可能であることが、強みであります。

 

 

社長が管理職を教育することが肝要

困ったことに、部下がうつ病になっても、その理由を理解できない上司が多いという。価値観の違いを受け入れられないため、いつまでたってもギャップが埋まらない。(中略)こういう管理職にはメンタルヘルス対策への関心が薄く、セミナを行っても「忙しい」と言い放ち、出席しない。(中略)「これじゃ、いつまでたっても、うつになる職員が減らない。上司がこんな考えでは、うつ病で休職している職員の復職もうまくいかない」。(P122)

上司の教育は社長マターです。
上司個々の価値観や自己訓練に頼っていては
会社組織として強靭になることは難しいでしょう。

 

 

文句を言わない社員に頼っていないだろうか?

燃え尽きタイプのうつ病患者の大半は、まじめで責任感の強い人たちなのだ。それゆえに過重労働にも文句を言わず黙々と働き続け、ついには力尽きて倒れてしまう。彼らのまじめさや責任感の強さに寄りかかり、心の病に陥るまで働かせた企業の労働衛生管理こそ問題がある。にもかかわらず、それを認めずに社員を切り捨てる企業の姿勢には怒りを禁じえない。責任感の強い人が心を病み、いい加減で責任転嫁の上手な人間が幅を利かせていくような社会であってほしくない。まじめさゆえに心の病を抱えることのない職場環境をつくるのが僕の望みだ。(P150)

文句を言わずに黙々と働き、
成果を出している社員が社長の会社にも
いると思います。
こういった社員が「危険」なのです。
ストレスを溜め、ギリギリまで踏ん張って、
いずれうつ病発症やいきなり自殺したりします。

多くの会社ではうつ病発症が認められると
その社員を「切り捨て」ようとする傾向があります。

そういった会社には、
優秀な人材が集まらないのは
しごく当然といえるでしょう。

 

 

有能な社員に辞めて欲しですか?

人事担当者からは「交通事故は避けることがむずかしい不幸だが、うつ病は会社の積極的な取り組みで減らすことができる。この対策の導入で有能な社員を失わずに済むなら、こんなうれしいことはない」と喜ばれている。(P176)

時間をかけて教育してきた人材を戦線離脱させてしまうのは、会社にとって大きな損失である。そういう意味でも、予防的なメンタルへルス管理は人事担当者の物理的・心理的な負担をかなり軽減しているのではないだろうか。(P185)

優秀な社員ほど辞めて欲しくない、と思うのは
どの社長も同じでしょう。
そして手塩にかけて育てた人材もしかり。
これらは大きな損失です。
給与・時間・物理環境を良くしただけでは
この損失は回避できません。
「職場の人間関係」が
一番の離職・メンタル不調の原因ですので
ここに手をつける社長が多くなっています。

 

 

個人の対応より会社組織としての体制を構築

厚生労働省が推進する「4つのケア」
ラインケア、セルフケア、
健康管理スタッフによるケア、外部資源を使ったケア
厚生労働省はこれら4つのケアを同時に進めるのが大事なのだと説く。しかし本当は同時進行ではなく、それぞれのケアを有機的に連動させることに力点を置くべきだ。現行のシステムでは、それぞれのケアがバラバラに機能してしまうため、予防対策にならない。要するにオーガナイズする人間が不在なのだ。(P152)

その会社が抱えている課題を把握したうえで、労働条件や企業風土などさまざまな情報を収集し、人事担当者とともに「どういう対策をとるべきか」「どうすれば社員のメンタルヘルス不全を減らすことができるか」を検討する。システムづくりが大事なのである。(P168)


全体の取りまとめとシステムつくりは
社長自らのリーダシップによっておこないます。
担当者に任せてやっても上手くいきません
だからこそ、社長自らも知識を
身に付ける必要があります。

 

 

本当の事を言える会社のムードこそ会社の付加価値

会社でうつ病になる原因は、職場の人間関係や仕事内容にある。会社の定めた精神科産業医に心の内を全て暴露するなどできるわけもない、ほとんどの人が「本当の事を言ったら、上司に知られて昇進できなくなる」と考え、当たり障りのない会話に終始するだろう。(P157)

上司にメンタルヘルスの知識と理解があれば、社員が職場復帰を図っている時に、周囲も暖かくサポートしてくれるようになるだろう。そのような雰囲気が職場全体に広がれば、ストレスを一人で抱え込まずに、上司に相談するなり、自分で休みをとるなり、といった予防が出来るようになる。(P184)


ストレッスチェック実施において、
はたして本音で回答した社員は何%いるでしょうか
社員は不利益を被るかも、との不安で
本音では回答しなかったと感じている企業が
とても多かったようです。

ストレスチェック 不安

ストレスチェック 不安

 

社長自らの「宣言」がどれだけ重要か
おわかりいただけると思います。

 

 

 


多くの中小企業ではこのポイントに手を付けていません。
裏を返せば、ここに手を付けている企業が、
一歩も二歩も三歩もリードしている秘密のひとつです。

社長自らの目が全社員に届く、
中小企業打からこそ、出る成果が大きいのです。

 



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中小オーナー企業に対して、

財務(お金)
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高橋弘
高橋弘
仙台市生まれ。24年間、外資系電子機器メーカーで技術系営業職として従事、成績トップで米国CEO より直接表彰される一方で最下位も経験。「頂点」と「どん底」の両極端が身に染み付いている。その後、転職した地元中小企業では“パワハラ”の被害者と加害者という両方の立場に置かれてしまい“半うつ状態“に陥る。しかし、それをきっかけに「サンタ営業メソッド」と出会い健康と仕事に対する自信を取り戻す。
現在は仙台に戻り、研修講師として活動。「社員を辞めさせることなく戦力化すること」「売上増・コスト削減・人財育成・資金調達」を得意とする。また、サンタ営業メソッドでうつ状態が改善されていくことに注目し、社労士と提携ながら、「未然防止・寛解・戦力化までの社内システム構築と定着サービス」を提供する。

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